横浜の教訓:管理者の確保から始まった仙台展開
4店舗目の出店先として選んだのは、東北最大の都市・仙台でした。 横浜店での経験から、私たちは「現場には管理者が不可欠である」という強い信念を持っていました。しかし、今回の立ち上げは過去のケースとは異なりました。在籍セラピストからの抜擢ができず、ゼロから「管理者」と「セラピスト」を採用するところから始まったのです。
採用活動は難航しましたが、ようやく信頼できる管理者兼セラピストの方と出会うことができました。事務所の設立やインフラ整備はこれまでのノウハウを活かし、かつてないほどスピーディーに完了しました。しかし、本当の試練はその後に待っていました。
集まらないセラピスト:馴染みのない職種への警戒感
仙台は大都市ですが、当時の東北エリアでは「出張セラピスト」という職種そのものがまだ一般的ではありませんでした。求人を出しても、得体の知れないサービスへの警戒感からか、中々応募が集まりません。
ようやく3名のセラピストを確保してオープンに漕ぎ着けましたが、その後も採用難は続きました。
- セラピストが増えない=予約を受けられない
- 予約が受けられない=売上の伸びが鈍化する
これまで札幌や横浜では比較的順調に売上が伸びてきましたが、仙台は全く異なりました。
2年にわたる赤字期間と、経営者としての「我慢」
収益化の目途が立たない日々が続き、仙台店は初めての挫折とも言える状況に陥りました。 しかし、私は撤退を選びませんでした。他の拠点が安定して収益を上げていたからこそ、仙台という地に根を張るまで「我慢」する選択ができたのです。
「一度信頼を得られれば、必ず必要とされるはずだ」
その想いを信じ、管理者の彼女と共に、今いる数少ないセラピスト一人ひとりを大切にし、目の前のお客様に最高のサービスを提供し続けました。
2年越しの収益化:常連様に支えられた「信頼」の証
変化が訪れたのは、オープンから2年が経とうとした頃でした。 地道に続けてきた丁寧な施術と健全な運営が、少しずつ口コミで広がり、常連となってくださるお客様が着実に増えていったのです。
需要が安定すると、それに付随してセラピストの採用も徐々に回り始め、ようやく収益化の目途が立ちました。
仙台リフレでの経験は、私に「地域によって認知のスピードは異なる」という当たり前の、しかし重要な教訓を教えてくれました。セラピストの確保という最大の課題を、安易な採用ハードルの緩和ではなく「我慢」と「信頼の継続」で解決したことは、現在のリフレグループが持つ粘り強い運営スタイルの礎となっています。
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